親子で行くトレッキング雑記

低山を子どもとのんびり歩いた記録。暮らしや子育てのよしなしごとも、ときどき更新。

青葉の季節にリピートハイキング~天覧山、多峯主山・飯能市

2022年5月22日

もみじの新緑の山道を歩きたくて、昨年秋に続き、埼玉県飯能市の天覧山(てんらんざん)・多峯主山(とうのすやま)を来訪。今回は私と娘、私の妹も参加して3人で歩きました。前回見つけた気になるお店に立ち寄るのも、今回の目的です。


11:00
前日は雨降りでしたが、今日は晴天。西武池袋線飯能駅に着いて、まず飯能川原に立ち寄りました。

シンボリックな赤い割岩橋。濃い緑に映えます。

川には小さなお魚の群れが泳いでいます。娘は水切りにちょうどよい小石を求めてうろうろ。石投げを繰り返して成功すると「ヤッター!」と大喜び。


11:40
ハイキングの前に今日のお目当て第一弾、発酵のテーマパーク「OH!!!」でランチタイム。

妹と私は「熟成玄米ご飯と8種のお漬物食べくらべセット」(500円)をそれぞれ注文し、ローストビーフ(700円)を2人でシェアしました。炭水化物好きの娘は焼いも(250円・確か川越産)とパン、となりのカフェで販売しているミニフィナンシェ。前回食べて気に入り、「あれ食べたい~」とリクエストされました。

写真は前回食べたミニフィナンシェ。ひと口サイズです。
お漬物はどれもおいしくて、あれこれつまめるのが楽しい~。玄米ご飯はもっちり。お好みでお茶漬けにもできます。レジ付近に出汁が入ったポットが置いてあり、自分でかける方式。まずは普通にご飯を味わいたかったので、出汁はグラスに注いでおいて、終盤に味変する作戦に。出汁だけ飲んだらしっかり味がついていてスープみたい。おいしかったです。


12:40
腹ごしらえがすんだらハイキングへレッツゴー。前回と同じコースをたどります。

秋とは緑の濃さが違います。
もみじは新緑を通り過ぎていて、来るのがちょっと遅かった…。来年は桜が終わった直後からGWの間に来ようと思います。

空が青い~~


可憐なお花も咲いていましたよ。

コアジサイの群生。楚々としてきれい。見頃でしょうか。

こちらはウツギ? ウツギはアジサイ科なんだそうです。


昨日の雨で一部の道はぬかるみや水たまりができていました。諸事情あって3人ともスニーカー。つるつる滑るので慎重に進みます。低山でトレッキングシューズを履く最大の利点のひとつは「滑りにくさ」と「防水機能」だと実感した次第。。。

14:00
多峯主山の頂上の手前には鎖場が。喜んで登る娘とそれにつき合ってくれる妹。鎖場といっても、すぐ脇には普通に登れる道があり「なんちゃって鎖場」なかんじです笑


今回はいろいろな生き物に出あいました。草むらにヘビ。岩場にギラリと光るトカゲ。多峯主山の山頂下にある雨乞池には無数のおたまじゃくしが!!「今まで見たことない数だわ~」と、となりのハイカーさんがつぶやいていました。
さらには水の中を泳ぐヘビも!! 初めて見た!!

へびが苦手な方、ゴメンナサイ。。。うろこの模様がいかにも毒持ってそう~~~
娘は興奮して池の周囲を走りまわり、落っこちないか心配に笑


16:40
ハイキング後のお楽しみは…

蔵カフェ「草風庵」でカフェタイム!
妹と私は、評判の「季節のフルーツパフェ」(1200円)を注文。ランチの漬物食べ比べに続き、いろんな味が楽しめるシリーズを発注です。フルーツパフェは間違いのないおいしさ。ぜいたく~。特にメロンといちごがおいしかったです。

娘は「いちごの氷果」(800円)を頼みました。うすーくスライスしたいちごがどっさり入ったかき氷(練乳つき)です。独創的!美しいです。


今回も充実の一日。
娘は大好きな叔母と一緒で、ヘビやおたまじゃくしの驚きの生態にも出あえて楽しかった模様。
妹も「電車でちょっと遠出するだけで旅行に来たみたい。楽しかった~」と余韻にひたっておりました。

小旅行気分で紅葉ハイキング~天覧山、多峯主山・あきる野市

2021年11月20日(土)

「紅葉ハイキングを楽しもう」と埼玉県飯能市の天覧山(てんらんざん)・多峯主山(とうのすやま)へ出かけました。
この日は薄曇り。紅葉と青空のコントラストは望めませんが、ハイキングにはほどよい陽気です。


今回はこちらの情報を頼りに歩きました。私の低山歩きのバイブル。


11:15
10:30すぎに西武池袋線飯能駅に到着。まずは武蔵野うどんの老舗・古久や(こくや)へ。これも今日の目的のひとつ。

趣のあるお座敷で、冷たい麺が好きな娘はシンプルにもりうどん、私は看板メニューの肉つゆうどんのあつ盛り(写真)をいただきました。なんだか懐かしい味がして、子どものころに食べた祖母のうどんを思い出しました。


11:40
お腹も満たされて、いざ天覧山へ。
ひなびた商店街、広々とした飯能川原、静かな住宅地と、秋の空気のなか、登山口まで街歩きを楽しみました。

途中にあった飯能幼稚園。あたたかみのある園舎や広々とした園庭が目を引きます。

やぎもいる!こんな園に娘を通わせたかったな~。


12:15
天覧山入口の手前にある中央公園まで来ました。魅力的な遊具があって、娘がうずうず、遊びたい様子。「帰りにまた寄ろうね」と、何とか言いくるめて先に進みます。

公園の入り口に、鉄腕アトムの銅像!

公園の向かいに、何やら楽しげなお店が…。敷地内のお庭もステキ。カフェがあるようなので、帰りに寄ってみよう。またひとつ楽しみができました。


12:20
天覧山の入口は大きな看板で示されていてわかりやすいです。

登山口近くの能仁禅寺の参道。見事に紅葉していました!

まさにもみじの錦。

木々がすっくと立ち並ぶ道を進みます。

右に折れて山頂に続く道へ。


12:40
すぐに広場に出ました。ここが天覧山中段でしょうか。テーブルやベンチ、お手洗いもあります。

広場を抜けて、柵に囲まれた道へと進みます。


12:45
山肌に十六羅漢像が並ぶ道に来ました。ざっと見ても16以上の石仏があるのはなぜ??
16の羅漢像のほかに、如来、地蔵菩薩など計24の石仏があるそうです(現地の看板より)。なるほど~

続いてチャートの岩盤が露出した道へ。3.5億~1.5億年前に海底でできた地層が隆起したものだそう。途方もないほど昔です…。


12:50
急な岩の階段を登り、天覧山山頂(195m)に着きました!

飯能の町や飯能川原も見渡せます。写真はかすんでいますが、実際はもう少しクリアに見えました。


頂上はこんな感じ。ちょっとした広場になっています。


13:00
山頂からの眺めを楽しんだら山道を下って多峯主山(とうのすやま)へ。
ここからの道がとてもきれいでした!

真っ赤なもみじに彩られています。

見上げると赤や黄色の紅葉。

右を向くと緑の木立ち。

なんと気持ちのよい道でしょう。天国です。


13:05
階段状の山道をくだりきって湿地帯に出ました。牧歌的な、透明の繭にくるまれているような、不思議な場所。この日歩いたなかでここがいちばん好きでした。

湿地から見上げる林もやさしい秋の光をまとって素敵です。

すすきの穂もキラキラと。


13:10
湿地帯を抜けて、見返り坂をのぼります。源義経の母・常盤御前の逸話がのこる道です。


いい山道なのに、娘はたんたんとした登りが退屈でたまらないらしい。。。「いつまで続くの~」「もう歩きたくない~」とうるさいこと…怒

退屈しのぎに、杭の上だけ歩くゲームを始めました。。。

階段道のあとは平らな道。広々、歩きやすい。

石段にきました。この道も趣があって素敵。いい道ばかりです。


13:35
ちょっとした鎖場を登って多峯主山の頂上(271m)に到着!

天覧山より80m弱高いです。

紅葉した山並みがきれい。天気がいいと富士山も見えるそう。頂上にはテーブルやベンチがいくつかあって、われらもしばしおやつ休憩をとりました。


14:15
頂上で折り返し、雨乞池に立ち寄るコースで帰りました。飯能駅まで約5㎞。

下り道になると元気になる娘。


午後はお日さまが顔をのぞかせました。陽がさすとやはりきれいですね。

林の中の広場で小休憩。鳥の鳴き声に癒されました。


15:05
紅葉がきれいな階段を登り、天覧山中段を通って天覧山入り口に戻りました。約3時間のハイキングを満喫!


15:40
能仁禅寺を少しだけ散策したのち、天覧山の登山口近くの「ピーネカフェ」でカフェタイム。私は抹茶のシフォンケーキ、娘はフィナンシェを注文しました。「おいし~~♡」と娘。よかったね(^^♪


ピーネカフェは発酵のテーマパーク「OH!!!」にいくつかある店舗のひとつ。選りすぐりの発酵食品が販売されている店舗もあり、お買い物や食事も楽しめます。


カフェ店内はこんな感じ。とっても落ち着けます。


OH!!!の敷地には地名のオブジェが。

約束通り、中央公園の遊具でしばし遊んでから帰りました。


低山ハイキングと、食事やカフェも楽しめるこのルート。小旅行気分が味わえて、ちょっと得した気分です。季節を変えてまた遊びに来たいです。

春の山 花の山 ~弁天山・あきる野市

2022年4月10日(日)

8年前の春、箱根の浅間山(せんげんやま)に登りました。桜はだいぶ散っていたけれど、初めて見る山の桜は街なかとはまた違った風情で、美しく静かな風景がいつまでも心に残りました。
以来、春になると「また浅間山に行きたいな。春の山を歩きたいな」と思います。


しかし、箱根へ行きたしと思えども、子連れで日帰りするにはちと遠し…。
もう少し気軽に行ける山はないかと検索して、東京・あきる野市の弁天山へ行くことに。春はツツジがたくさん咲くようです。



9:45
JR武蔵増戸駅から出発です。
都心の桜はほぼ散り終わるころでしたが(満開は3月31日ごろ)こちらは満開~散り始めでした。


地図を見ながらのんびり進みます。

「自然公園へ行こう!」東京都公園協会ホームページからダウンロードしました。


最初の曲がり角、市民体育館前の標識。網代弁天山方面へ進みます。

10:05
通常ルートは2019年の台風で通行止めとなったまま。なので、回り道をして山田大橋を渡ります。地図では登山口の鳥居まで徒歩35分。地図を見たときは「結構遠い…」とひるんだけれど、山田大橋からは眺めのよいハイキングコースで、遠さは気になりませんでした。


春の山が見えてきました。わくわくする~

橋の上から澄んだ秋川が見えます。鳥のオブジェ?が川面をひらひらと。

桜と淡い緑のコントラストがとてもきれい。春の山。桜もちとか和菓子を思い出すなあ。
この景色を見ただけでも来たかいがありました!


橋を渡って登山口の赤い鳥居までの道は、方向音痴の私にはむずかしく汗、地元の人に道を聞きながら進みました。

道端には水仙や大根の花に似たムラサキハナナ(多分)が咲いています。

小さな弁天橋から右方向に、先ほど渡った山田大橋が見えます。


10:40
少し迷いながら、登山口の赤い鳥居に着きました。花盛り!

鳥居の左手に棚田があり、「東京都で唯一の棚田」と田んぼの手入れをされているご婦人が教えてくれました。「コロコロ」と鳴き声が聞こえてきます。シュレーゲルアオガエルというカエルが住んでいるそうな。ハイカラなお名前~


11:10
私は棚田の景色を、娘は土遊びを堪能したのち、赤い鳥居をくぐって山の中へ。

地図によると頂上までわずか20分。なので、のーんびり進みます。
途中、貴志嶋神社で「祓え給え、清め給え…」とお詣りし、弁天洞穴をのぞきました。


11:45
弁天山の頂上につきました。

標高292mからの眺め。

ミツバツツジが満開です!


頂上から少し下ったところに、こぢんまりとした眺望のよいスペースが見えました。そこでお弁当を食べることに。今日は焼きそば弁当。肉も野菜も炭水化物もとれるぞ。


「弁天山の頂上でお姉さんたちが食べてたパイナップル、おいしそうだったね」「いい匂いだったね」「次はパイナップルを山のおやつにしよう!」と話しつつ、岩に座ってお昼を食べていたら、後ろの茂みからガサガサ…と音が…。
ぬっ!!!と猫が出現。娘は驚いて立ち上がった拍子に、最後に食べようととっておいたお肉をまき散らしてしまいました笑

首輪をしているので飼い猫のよう。わりと大きめの堂々たるにゃんこ。
イノシシとかじゃなくてよかった…。


12:40
ミツバツツジのトンネルをくぐって後半コースへ出発。

次は城山を目指します。

明るく気持ちのよい山道を登っていきます。

むらさき色の小さな花が咲いています。かわいい。


13:05
城山に着きました。標高331m。弁天山の頂上より40mほど高いです。

山城の跡地で広々としています。


小休止して、ゴールの小峰公園を目指します。

杉の木林をてくてく。もとい、ずんずん降りていきます。

13:35
下りきると桃の花(多分)が咲いていました。


石垣の道。突き当りを右に折れて進みます。

天王橋を渡るつもりが、まちがえて「新」天王橋を渡ってしまったけれど、すぐに元のルートに戻れてホッ。

前山公園に着きました。この先に小峰公園が続いています。

前山公園から見える秋川丘陵?の山並み。


13:55
小峰公園に到着。小峰公園も見て回りたいけれど、娘がもう限界なのでまたの機会に。
帰りのバスの時間まで30~40分あり、ビジターセンターに立ち寄って展示物を見て過ごしました。勉強になります。


14:45
小峰公園からバスに乗り、10分弱で武蔵五日市駅に到着。駅周辺には雰囲気のよいカフェや喫茶店がありました。


弁天山でゆったり山の春を満喫できて大満足。
最寄り駅からのアクセスもよく、歩く距離も短めなので、気軽に子連れトレッキングを楽しめました。