親子で行くトレッキング雑記

低山を子どもとのんびり歩いた記録。暮らしや子育てのよしなしごとも、ときどき更新。

春の山 花の山 ~弁天山・あきる野市

2022年4月10日(日)

8年前の春、箱根の浅間山(せんげんやま)に登りました。桜はだいぶ散っていたけれど、初めて見る山の桜は街なかとはまた違った風情で、美しく静かな風景がいつまでも心に残りました。
以来、春になると「また浅間山に行きたいな。春の山を歩きたいな」と思います。


しかし、箱根へ行きたしと思えども、子連れで日帰りするにはちと遠し…。
もう少し気軽に行ける山はないかと検索して、東京・あきる野市の弁天山へ行くことに。春はツツジがたくさん咲くようです。



9:45
JR武蔵増戸駅から出発です。
都心の桜はほぼ散り終わるころでしたが(満開は3月31日ごろ)こちらは満開~散り始めでした。


地図を見ながらのんびり進みます。

「自然公園へ行こう!」東京都公園協会ホームページからダウンロードしました。


最初の曲がり角、市民体育館前の標識。網代弁天山方面へ進みます。

10:05
通常ルートは2019年の台風で通行止めとなったまま。なので、回り道をして山田大橋を渡ります。地図では登山口の鳥居まで徒歩35分。地図を見たときは「結構遠い…」とひるんだけれど、山田大橋からは眺めのよいハイキングコースで、遠さは気になりませんでした。


春の山が見えてきました。わくわくする~

橋の上から澄んだ秋川が見えます。鳥のオブジェ?が川面をひらひらと。

桜と淡い緑のコントラストがとてもきれい。春の山。桜もちとか和菓子を思い出すなあ。
この景色を見ただけでも来たかいがありました!


橋を渡って登山口の赤い鳥居までの道は、方向音痴の私にはむずかしく汗、地元の人に道を聞きながら進みました。

道端には水仙や大根の花に似たムラサキハナナ(多分)が咲いています。

小さな弁天橋から右方向に、先ほど渡った山田大橋が見えます。


10:40
少し迷いながら、登山口の赤い鳥居に着きました。花盛り!

鳥居の左手に棚田があり、「東京都で唯一の棚田」と田んぼの手入れをされているご婦人が教えてくれました。「コロコロ」と鳴き声が聞こえてきます。シュレーゲルアオガエルというカエルが住んでいるそうな。ハイカラなお名前~


11:10
私は棚田の景色を、娘は土遊びを堪能したのち、赤い鳥居をくぐって山の中へ。

地図によると頂上までわずか20分。なので、のーんびり進みます。
途中、貴志嶋神社で「祓え給え、清め給え…」とお詣りし、弁天洞穴をのぞきました。


11:45
弁天山の頂上につきました。

標高292mからの眺め。

ミツバツツジが満開です!


頂上から少し下ったところに、こぢんまりとした眺望のよいスペースが見えました。そこでお弁当を食べることに。今日は焼きそば弁当。肉も野菜も炭水化物もとれるぞ。


「弁天山の頂上でお姉さんたちが食べてたパイナップル、おいしそうだったね」「いい匂いだったね」「次はパイナップルを山のおやつにしよう!」と話しつつ、岩に座ってお昼を食べていたら、後ろの茂みからガサガサ…と音が…。
ぬっ!!!と猫が出現。娘は驚いて立ち上がった拍子に、最後に食べようととっておいたお肉をまき散らしてしまいました笑

首輪をしているので飼い猫のよう。わりと大きめの堂々たるにゃんこ。
イノシシとかじゃなくてよかった…。


12:40
ミツバツツジのトンネルをくぐって後半コースへ出発。

次は城山を目指します。

明るく気持ちのよい山道を登っていきます。

むらさき色の小さな花が咲いています。かわいい。


13:05
城山に着きました。標高331m。弁天山の頂上より40mほど高いです。

山城の跡地で広々としています。


小休止して、ゴールの小峰公園を目指します。

杉の木林をてくてく。もとい、ずんずん降りていきます。

13:35
下りきると桃の花(多分)が咲いていました。


石垣の道。突き当りを右に折れて進みます。

天王橋を渡るつもりが、まちがえて「新」天王橋を渡ってしまったけれど、すぐに元のルートに戻れてホッ。

前山公園に着きました。この先に小峰公園が続いています。

前山公園から見える秋川丘陵?の山並み。


13:55
小峰公園に到着。小峰公園も見て回りたいけれど、娘がもう限界なのでまたの機会に。
帰りのバスの時間まで30~40分あり、ビジターセンターに立ち寄って展示物を見て過ごしました。勉強になります。


14:45
小峰公園からバスに乗り、10分弱で武蔵五日市駅に到着。駅周辺には雰囲気のよいカフェや喫茶店がありました。


弁天山でゆったり山の春を満喫できて大満足。
最寄り駅からのアクセスもよく、歩く距離も短めなので、気軽に子連れトレッキングを楽しめました。